開業に適した年齢は?

何歳で開業するのが理想なのでしょうか?開業に適した年齢はいつ頃でしょうか?

なるべく早い方が良いと考えます

「十分な診療技術が身についてから開業しよう」と思われるドクターが多いと思いますが、経営的な面でみると、開業医としてやっていけるだけの診療技術が身につき、さらに自己資金が貯まれば、なるべく早い方が良いと考えます。
理由はなるべく体が動く若いうちに借金を減らした方がよいからです。
しかし、上記に加えて、「何人のお子様にドクターになって欲しいか?」で、開業する年齢に対しての考え方は大きく変わってきます。

ご存知の通り、私立の医(歯)学部の学費は6年間で3,000万円~6,000万円かかります。
3,000万円~6,000万円とは、豪華な家1軒分に相当しますね。その多額な学費を将来何人分負担するのか?で大きく変わってくるのです。

いつも顧問先ドクターには、「ドクターの人生で最もキツイのは、お子様が大学に入ってから卒業するまでですよ!それまでに病院の借金をゼロにしておきましょうね!」とお伝えしています。

例えば

開業時の年齢:ドクター35歳、長男3歳、次男1歳
長男、次男共にドクター志望、現役で私立の医(歯)学部に通学

長男は15年後に大学入学、21年後に大学卒業となります。
また、次男は17年後に大学入学23年後に大学卒業となります。
これを表に表すと次のようになります。

つまりこの例だとドクターが50歳~57歳の期間、多額の学費負担(6,000万円~12,000万円)が生じますので、50歳までに最低でも開業時の病院の借金はゼロに近い状態にしておかなければなりません。

よって、残り15年間で借金を完済することは、今後の努力次第では十分可能だと考えますので35歳で開業したのは正解だと思います。
もし、このドクターが40歳で開業した場合、借金を返す期間が10年と短くなりますので、とても大変だと思います。