<医院人事労務>医療機関で受付スタッフの横領が発覚!【その3】

前回のメルマガでは、「横領されにくい仕組みづくり」について2回にわたってお話ししました。
今回は最終回として「横領があった場合の対処法」についてお話しします。

横領された場合の対処法

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①まずは本当に横領されているのかの事実を確認する
※数千円の少額の横領は非常に気づきにくいものです。
医療費の領収書控えと窓口入金額を照合します。

②証拠を探し、誰が横領しているかを特定する
※この場合、盗んでいない真面目なスタッフが「もしかしたら自分が疑われているのでは?」と心配するので、内部犯行ではない(=外部の犯行)と思っていることを院内で宣言して皆さんの不安を取り除いてください。

③警察に被害届を出すことを全員に宣言する。
※大事に発展する前(警察に行く前)に、横領したスタッフ自らが怖くなって白状してくるケースがほとんどです。

④相手が白状したら、「刑事事件や懲戒解雇にはしない代わりに今までの横領を全部話しなさい」と促す。

以上、3回にわたってお伝えしてきましたが、横領は長い院長生活の中で1回あるかないかだと思います。
むしろ1回もない方がほとんどでしょう。
※ちなみに私は以前の職場で1年の長期に渡り、総額300万円級の横領に遭遇しましたので、もうないだろうと信じています(笑)
99%の医院では横領は行われておらず、むしろ熱心に患者さんと向き合っておられると思います。
受付さんに感謝の言葉をかけてあげてくださいね。

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